2016年1月7日木曜日

ヨドコウ迎賓館


阪急電車神戸線芦屋川駅下車、そこから芦屋川右岸を山側に10分ほど歩くとヨドコウ迎賓館に到着する。

ここは、二十世紀最高の建築家の1人と言われる、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)によって設計された建物である。

芦屋川に沿った緑に囲まれた小高い丘の上に建ち、1974年には国の重要文化財に指定されているが現在は一般公開されており建物の中が見学できる。

この建物は立地条件の特徴を生かし、海側に面する方向には1階の車寄せ、2階、3階それぞれのベランダから海が眺められるようになっておりその高さの違いから同じ方向を見ても違った風景が見えるのは絶妙である。

応接室の左右の窓は開口部が大きく四季折々の周囲の景色を心ゆくまで楽しめる。

春は桜、秋は紅葉と川の両岸を見ているだけで季節感が味わえ、更に山側に目を遣れば春は新緑、秋は紅葉の美しい姿を見ることができる。

冬になれば川に泳ぐ小魚を求めてコサギ、アオサギ等の野鳥が飛んでくるのでバードウオッチングもできる所である。

建物、周囲の風景だけでなく建物内で時折開催される展示会も必見である。

春には雛人形展が開催される。名匠「大木平蔵」氏の作品が間近で見ることができ、その精緻な作品は雛人形ファンにとっては必見の展示会だ。会期の後半では桜のつぼみも膨らみ、運が良ければ雛人形と桜を同時に愛でることができるチャンスもある。

秋にも展覧会が開催され今年はライトの作品模型が展示された。

春、秋とも周囲の風景が見頃の時に展示会が開催されるのも主催者の心遣い、見学者にとっては嬉しいものだ。

一度訪れた人でも季節が違えば、また新たな感動が得られるヨドコウ迎賓館である。
 
 

 
紅葉には少し早いが所々に赤くなっている木が見える 


迎賓館のガラスに映っている紅葉 


1階車寄せから見た海側の風景
 

 
 

 
↑応接室の広い窓から外を見る↓

 
 
3階のベランダからの風景
 

↑芦屋川の桜の紅葉↓

 
  

 
 

 
 
 
 

 
 


↑車寄せからの風景↓




迎賓館の模型

 
雛人形の解説
 

芦屋川沿いのさくら並木
 

 
 
迎賓館近くを流れる芦屋川の桜

 
 

 
 

 
 

 
 
 
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